YouTubeなどの動画サイトで「ギター弾いてみた」動画をよく見かけると思いますが
- こんな格好いい動画作るのって難しいんだろうな
- どうせ高い機材が無いと出来ないんだろうな
と思って諦めてしまっていませんか?
実は、「ギター弾いてみた」動画は低予算でもクオリティの高いものが作れます。
この記事では、その「ギター弾いてみた」動画の作成方法を、初心者でも比較的簡単に、安く・ハイクオリティで出来るように、ステップで紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
目次がありますので、良ければ気になる部分からご覧ください!
作例
はじめに、こちらの手順でどんな感じ動画が作れるのか、作例をご紹介したいと思います。
こちらは僕のYouTubeチャンネルに投稿している動画です。
どうでしょうか、音質も画質もそこそこ良くできてませんでしょうか?
動画編集に手を加えれば、もっと自分好みの動画を作ることが出来ますし、これくらいで良ければ、最初は難しいかもしれませんが、すぐに慣れて簡単に作れるようになります。
この動画で紹介する作成手順
あまりお金を使わずに弾いてみた動画を作る場合、大きく2つのパターンがあります。
- 曲を流しながら動画も音源も一発で撮る方法
- 音源と動画を別撮りし動画編集で組み合わせる方法
1はスマホ1つで撮る方法です。
カバーする音源を流しながら、スマホをアンプ近くに置き、演奏する姿と音源を同時にスマホで動画撮影する方法になります。
2はPCを使う方法で、ギター音源をPCで録音し、演奏する姿はスマホなどで別で撮影し、最後に動画編集ソフトで音源と動画を合わせる方法になります。
1の方がより手軽で特別な機材もいりませんが、音質を含めた動画のクオリティは低めです。
ですので、今回僕は「2.音源と動画を別撮りし動画編集で組み合わせる方法」で、なるべく安く作る方法をご紹介したいと思います。
手順
では早速どんな手順で作っていくか、最初に流れだけお伝えしたいと思います。
手順は以下の通りです。
それでは詳細見ていきましょう!
1.必要な機材を用意
必要となる機材は以下の通りです。
- ギター
- エフェクター
- シールド
- オーディオインターフェイス
- PC
- DAWソフト
- カメラ(スマホ)
- 三脚
1~3は当たり前に持っているものかと思いますが、その下から簡単に紹介していきたいと思います。
オーディオインターフェイス(予算:2~3万円)
オーディオインターフェイスとは、ギターやマイクなどの音をPCに取り込むための機材です。
つまり自宅でレコーディングをするために使う機材になります。
これを使うことで、録音や配信の音質を大幅に向上させることができます。
オーディオインターフェイスによって、音質等が変わってきますので、もちろん高い機材であるほど音質も綺麗に録れる傾向にありますが、初心者~中級者がYouTubeへアップするためであれば、おすすめは以下のものです。
ライブ配信なども興味ある方は、こちらのミキサーが付いているタイプもおすすめです。
PC(予算:手持ちのもの~10万円)
PCは今お持ちのものがあればそれで大丈夫かと思います。
あまりに古いものだと固まってしまったり、動作が重くて動かない可能性がありますので、やってみてダメだったら買い替えを検討する感じで良いかと思います。
ちなみに僕が使っているPCのスペックは以下のものです。
6~7万くらいで購入したもので、決してスペックが高いものではありませんが、ご参考ください。
DAWソフト(予算:無料~10万)
DAWソフトは音楽制作のためのソフトウェアで、先程紹介したオーディオインターフェイスを通して、ギターの音をPCに録音するために使うソフトです。
録音だけではなく、音楽の編集、ミキシング、マスタリングなど、楽曲を仕上げるために使用されます。
代表的なDAWソフトには、「Ableton Live」、「Logic Pro」、「FL Studio」、「Cubase」などがありますが、こちらはかなり高価です。
後に紹介しますが、今回DAWソフトは無料で使える「cakewalk」というものを使います。
参考までに、代表的なDAWソフトは以下ですので、良ければ見てみてください。
カメラ・スマホ(予算:手持ちのもの~20万円)
こちらはスマホがあればとりあえず大丈夫です。
何回かどうがを作ってみて、「もっと画質にもこだわりたい!」と思ったら、ぜひカメラも買ってみましょう。
カメラを買うのであれば、おすすめはエントリーモデルの一眼レフカメラです。
ちなみに、僕が最近の動画で使っているカメラはこちらです。
写真が趣味なのでそこそこのカメラですが、最初にご紹介した作例にはこのカメラは使っていません。
作例は「iPhone8」のカメラで撮影していました。
三脚(予算:200~1,000円)
スマホ・カメラで撮る際に、三脚があると撮影しやすいので一つ用意しておくことをお勧めします。
僕はダイソーで300円くらいで買った、フレキシブルアーム型のスマホホルダーを、ギタースタンドに巻き付けて使っていましたが、高さ調節などもしやすくて意外と良かったです。
参考までにこんな感じで撮影してました笑
イメージは以下のような商品ですが、良ければ100均などで手頃なものを探してみてください。
2.ギター音源を録音する
それではここから、実際の作業手順を紹介していきます。
流れを説明しつつ、詳しい方法などは別記事で紹介しているので、ぜひそちらをご確認ください。
少し前に書いた記事もあるので、変わっている部分もあるかもしれませんが、大筋は変わらないと思います。
DAWソフトをインストール
まずはDAWソフトをインストールしましょう。
ソフトは「calewalk」という無料ソフトを使用していきます。
録音する
インストールが完了したら、弾きたい曲のギターを録音していきます。
以下の記事を参考に、「calewalk」で録音をしてみてください。
録音したら音源としてソフトから出力します。
こちらも上の記事で網羅的に紹介してますのでご確認ください。
3.演奏姿を動画で撮影する
次に、スマホやカメラで演奏姿を動画で撮影していきます。
動画撮影について
当たり前ですが、撮影した姿がそのまま動画となります。
ですので、背景・服装・立って弾くか座って弾くか・パフォーマンスなどなど、こだわって撮影しましょう!
やり方はお好きなようにやっていただいて大丈夫ですが、
- 三脚などを準備してスマホをセットする
- イヤホンなどで原曲を流す
- 原曲に合わせて弾いている姿を撮影する
これだけです。
難点としては、スマホで動画撮影をしながら曲を流すことが出来ないと思いますので、
撮影はスマホ、音源はPCなどから流す感じになるかと思います。
自分でやりやすいように色々セットして試してみましょう。
動画データをPCに移す
動画撮影が完了したら、スマホやカメラから、動画データをPCに移す必要があります。
僕は「Dropbox」にスマホからデータを保存し、PCでダウンロードするなどしていますが、
- 「Dropbox」などのオンラインストレージサービスでデータを受け渡す
- iOS同士であればAirDrop
- ギガファイル便などのオンラインデータ送付サービスを活用する
などで無料で出来ますので、ぜひご活用ください。
4.動画編集して動画を出力する
音源と演奏動画が揃いましたので、PCで動画編集をしていきます。
動画編集に使うのは「AviUtl」という無料ソフトです。
動画編集ソフトをインストールする
インストールはこちらを参考にどうぞ。
動画の拡張子としてはよくmp4が使用されますが、mp4を扱うために必要なプラグを別途インストールする必要がありますので、それはこちらを参考にインストールしてみてください。
これで実際に動画編集が出来るようになります。
動画編集でやる内容としては、
- 音源と動画をソフトに取り込む
- 音源のギターの音と演奏の動きを合わせる
- 必要に応じてエフェクトや文字を差し込む
こんな感じになります。
音ズレ対策をする
音源と動きを合わせる際に、動画のフレームレートによっては全然一致しないことがあります。
ですので、動画をソフトに取り込む前に、以下の記事を参考にフレームレートのモードを変換しておきましょう。
こちらは必ずやっておいた方が良いです。
動画編集する
音ズレ対策が出来たら、実際にソフトに音源と動画を取り込んで、編集していきましょう。
基本的な使い方は以下の記事で紹介していますので、じっくりご覧ください!
データの取り込み方から編集方法、そして動画の出力まで網羅しています。
動画サイトへアップロードする
動画が出力出来たら、最後にYouTubeなど動画サイトへアップロードしましょう。
必要に応じてYouTubeのアカウントを新規で作成し、動画投稿をしてみてください。
1本目は緊張するかと思いますが、これが最初の1歩。
臆せず行きましょう!
最後に
今回はギター弾いてみた動画の作り方を紹介させていただきました。
これはほんの一例ではありますが、何本か作ってみて、ぜひ自分の使いやすいソフトや方法を見つけて、たくさん活動していってみてくれたら嬉しいです。
そして良ければこちらの記事をブックマークなどに残していただいて、時折確認してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!