DAWソフトとは、作曲や楽器の録音などに使用されているソフトで、その中で「cakewalk by BandLab」(以下、cakewalk)という無料で使用できるものがあります。
こちらのソフトは僕も実際に使っていて、主に「ギター弾いてみた動画」を作成する際の宅録時に使用しています。
宅録をしていると、「良い感じに撮れてたのに途中少しだけミスしていた」ということが多々あります。
ミスした部分だけ撮り直したいけど、元の音源と録りなおした音源を繋げても、ブツっと一瞬フレーズが切れてしまって違和感がある、
というときの編集のコツを、今回は紹介したいと思います。
ケースバイケースではありますが、大体のケースに通用しますので、ぜひ参考にしてみてください!
修正方法
では早速修正方法の手順になりますが、以下の通り行います。
- 重ね録りをする
- 録音部分の幅を広げる
- 繋ぎ目を調整する
こんな感じで意外と簡単に出来ます。
一応、個人的に簡単で上手くいった方法ですので、一例として参考にしていただけたらと思います。
重ね録りをする
まずは録り直したい部分の手前で、フレーズなどのキリが良い部分を探します。
間違えた部分だけ直したいのですが、できるだけフレーズの合間、休符などを探した方が綺麗に繋がりますので、再録が短くなる場所を探せたらベストです。
上の画像を例にして、今回は「録音34」のバーの部分から後ろを録り直しします。
録り直したい場所が決まったら、ギターなどを録音したトラックと同じトラックで、再録音します。
元々録ってあったものはそのままで、その上に録音を重ねてしまって大丈夫です。
ギターを弾いていると、フレット移動の過程で少なからずノイズやスライドの音残りがあります。
ですので、録り直し前と後のフレーズを少し長めに取っておくことで、ノイズ感が一致し、ブツブツせず綺麗に繋げることができます。
録音が完了するとこんな感じになりますので、次のステップに移りましょう。
録音部分の幅を広げる
右下の虫眼鏡マークの「プラス」の方をクリックすると横幅が広がりますが、かなり大きく広げてみましょう。
波形のギザギザがかなり引き伸ばされるくらい広げます。
なるべく大きく広げることが重要で、編集したい部分を細かく設定することができるようになります。
その後、再録したフレーズを繋ぎたい部分を再生しながら探します。
そして、フレーズの切れ目部分のギザギザが極端に少なく、ほぼ真っ直ぐになっている部分があると思います。
真っ直ぐになっている部分は、ギターのノイズなどがほとんどない部分になりますので、
このノイズが始まるあたりを狙う、つまりギザギザが大きくなり始める部分を狙って、繋ぎ目を決定します。
こうすることで、元の音源と再録した音源のノイズ感を繋ぐことができ、フレーズがブツっと途切れずに、綺麗に繋がります。
繋ぎ目を調整する
今度は、再録した「録音37」を繋ぎたい部分までカットします。
マウスポインタが上記のようになったら、「録音37」を繋ぎ目までドラッグ&ドロップしましょう。
そうすると、再録した「録音37」のいらない部分を消すことが出来ます。
そして、元の「録音34」がグレーアウトしているのが分かります。
この状態だと音が流れないため、同じ要領で次は「録音34」を繋ぎ目部分までドラッグ&ドロップします。
これで修正が完了です。
後は音源を聴きながら、「まだブツってしてるな」と思ったら微調整を繰り返しましょう!
最後に
いかがでしたでしょうか。
宅録をしているとどうしても上手くできなくて、心が折れそうになることも多々ありますよね。
そういった時に少しでも負担が少ない形で、良い音源を取れたらと思いますので、ぜひお試しください。
また今回の例は一例になりますので、ぜひ参考にしながら自分でやりやすい方法を探ってみてもらえたらと思います。
ちなみにですが、cakewalkを実際に使って、YouTubeにギターの弾いてみた動画上げていますので、こちらもぜひぜひご確認ください!
最後までご覧いただきありがとうございました!