
ギターを始めたばかりの頃、まず取り組むのが「コードの練習」ではないでしょうか。でも、
- 「コードって何十種類もあるし何から覚えればいいの?」
- 「全部覚えないとダメなの?」
- 「そもそもコードって何に使うの?」
そんな風に感じて、手が止まってしまうこともあると思います。
でも、実は最初に覚えるべきコードはたったの5つだけで、これだけで多くの有名曲が弾けるようになるんです。
この記事では、初心者がまず覚えておきたい基本コード5選と、練習のコツ、そしてそれらのコードを使ったおすすめの練習曲も含めて紹介していきます。
画像付きで詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧いただき、ギターが楽しくなる第一歩を踏み出していきましょう!
【コード紹介】初心者が覚えるべき基本コード5選
それでは早速コードを紹介していきたいと思います。
まず覚えていってほしいコードは以下の5つです。
- C(Cメジャー)
- D(Dメジャー)
- G(Gメジャー)
- Em(Eマイナー)
- Am(Aマイナー)
メジャーコードとマイナーコードが混在していますが、実際に楽曲でよく使われるコードばかりです。
詳しく見ていきましょう!
1.C(Cメジャー)


- 使う指:人差し指、中指、薬指
- 特徴:明るい響き
Cコードは、初心者が最初に覚えるコードの代表格で、ポップスやバラードなど、幅広いジャンルで使われます。
指をしっかり立てて、開放弦に触れないように押さえるのがポイント。
最初は音が鳴りにくいかもしれませんが、焦らずゆっくり練習しましょう。
2.D(Dメジャー)


- 使う指:人差し指、中指、薬指
- 特徴:軽やかで爽やかな雰囲気
Dコードは軽快で爽やかな響きが特徴で、ポップスやカントリー系の曲でよく登場します。
弾くのは主に1〜4弦なので、5〜6弦はミュートをするか、弾かないように注意しましょう。
3.G(Gメジャー)


- 使う指:人差し指、中指、小指
- 特徴:力強く開放的な雰囲気
Gコードは6弦すべてを使うため、音の広がりが豊かで魅力的であり、フォークやロックなど、エネルギッシュな曲にぴったりです。
指の配置が少し複雑ですが、薬指と小指をしっかり立てて押さえると、音がクリアになります。
最初は小指がつりそうになるかもしれませんが、慣れるとコードチェンジがスムーズになるので頑張りましょう。
4.Em(Eマイナー)


- 使う指:人差し指、中指
- 特徴:暗くて重たい雰囲気
Emコードは、初心者にとって最も簡単なコードのひとつで、押さえる弦が少なくのに全弦を鳴らせるので音の広がりもあります。
中指と薬指をしっかり立てて押さえ、他の弦に触れないようにしましょう。
簡単なコードなので、コードチェンジの練習にも最適です。
5.Am(Aマイナー)


- 使う指:人差し指、中指、薬指
- 特徴:柔らかく少しもの悲しい雰囲気
AmコードはAメジャーコードの形に近く、覚えやすいマイナーコードで、バラードやしっとりした曲にぴったりです。
指の配置が密集するので、隣の弦に触れないように注意しましょう。
Cコードとは薬指の位置が違うだけなので、セットで練習すると効果的です。
【練習のコツ】3ステップでコードチェンジを攻略
コードを紹介し終わったところで、続けてコード練習のコツを紹介していきたいと思います。
以下の3ステップを意識してみましょう。
詳しく見ていきましょう。
1.ひとつひとつの弦の音がしっかり出るように押さえる
まずは弦の一音一音が綺麗に出るように指を使っていくわけですが、弦の音が綺麗に出ないなという時は、以下を参考にしてみてください。
- 指をしっかり立てる
- フレットの横を押さえる
基本的に弦は指の腹で押さえるのではなく、指を立てて、指先で押さえるように意識しましょう
指の腹で押さえる場合もあるのですが、指が他の弦に触れてミュートしてしまい、音が出ないことが多くあります。
また、フレットとフレットの真ん中を押さえるのではなく、フレットの真横あたりを押さえることで、小さな力でもしっかり綺麗な音が鳴るようになります。
2.ゆっくりコードチェンジの練習をしていく
コードが綺麗に鳴るようになってきたら、次はコードチェンジの練習をしていきましょう。
先ほど紹介したコードで、課題を3つ出題させていただきます。
それぞれ順番に弾いて、チャレンジしてみてください!
- C→G→Am→Em
- G→C→D→C
- Am→D→G→Em
やり方ですが、1の「C→G→Am→Em」を例に紹介すると、
Cを1回弾く、コードを変えてGを1回弾く、またコードを変えてAmを1回弾く、最後にEmを1回弾く、そしてCに戻って繰り返していく、
という感じで繰り返し弾けるようにチャレンジしていきましょう。
2と3も同様に弾いてみて、慣れてきたら弾く回数を1ではなく2回、4回と増やして、コードをスムーズに切り替えられるように練習していきます。
3.一定のリズムでコードチェンジの練習をしていく
コードチェンジにも慣れてきたら、今度はリズムにノって、同じテンポでコードを弾く練習をしていきましょう。
テンポはゆっくりで大丈夫ですので、一定のテンポでコードチェンジができるようになることが大切です。
その際に、メトロノームを使って同じテンポで弾けるように練習するのも効果的です。
【練習曲】おすすめ楽曲7選
それでは最後に、これらのコードがよく使われる楽曲を紹介したいと思います。
紹介した5つのコード以外にも、様々なコードが出てきますので、これだけで1曲完璧に弾ける、というわけではありませんが、コードチェンジの練習でぜひチャレンジしてみましょう。
※コードサイトの「U-FRET」様のリンクを貼るので、よければURLから飛んでみてください。
1.スピッツ「チェリー」
チェリー (初心者向け簡単コード ver.) / スピッツ ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット
シンプルなコード進行で、初心者でも弾きやすい名曲です。
2.あいみょん「マリーゴールド」
マリーゴールド (初心者向け簡単コード ver.) / あいみょん ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット
こちらもシンプルなコード進行で、明るく楽しい曲です。
3.レミオロメン「3月9日」
3月9日 (初心者向け簡単コード ver.) / レミオロメン ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット
ゆったりとした曲ですので、コードチェンジの練習にぜひ。
4.YUI「CHE.R.RY」
CHE.R.RY (初心者向け簡単コード ver.) / YUI ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット
夏といえばこれ。軽快なテンポで弾けたら楽しい1曲。
5.福山雅治「桜坂」
桜坂 (初心者向け簡単コード ver.) / 福山雅治 ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット
シンプルなコード進行のバラード。初心者でも挑戦しやすいバラードです。
6.The Beatles「Let It Be」
Let It Be (初心者向け簡単コード ver.) / The Beatles ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット
洋楽でシンプルなコード進行であればこれ。
7.The Beatles「Yesterday」
Yesterday (初心者向け簡単コード ver.) / The Beatles ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット
こちらは色々なコードが出てくるのでステップアップに。
終わりに
ギター初心者にとって、コード練習は楽しさを広げる第一歩です。
今回紹介した基本的なコードを覚えて、ぜひ色々な曲にチャレンジしてみてください。
最初はうまく音が鳴らなくても、僕を含めて誰もが通った道です。
ゆっくり確実にコードが鳴るように練習し、そして何より「弾けた!」という喜びを感じながら、少しずつステップアップしていってもらえたらなと思います。
ステップアップでギター弾きながらギターを弾く、弾き語りもしてみたい、という方は過去のこちらの記事もどうぞ!
それでは素敵なギターライフをお送りください。
最後までご覧いただきありがとうございました!



