「エレキギターを始めて、あのバンドみたいに格好良く弾けるようになりたい!」
「ギターを手に取って、あのステージに立ってみたい!」
でもいざ始めようと思っても、ギターって色々な種類があるし、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回はそんな初心者の方に向けて、基本的なエレキギターの種類とその違いについて解説したいと思います。
出来るだけ理解やすいように、ポイントを押さえてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください!
アコースティックギターのおすすめは以下の記事からどうぞ!
エレキギターのボディタイプ
ひとくちにエレキギターと言っても、大きく3つのタイプのギターがあります。
- ①ソリッドボディ
- ②フルホロウボディ
- ③セミホロウボディ
タイプによって音が変わったり、特徴の違う音が出せたりしますので、それぞれを簡単に紹介していきたいと思います。
①ソリッドボディ
ソリッドボディタイプは、ボディが固体(1枚の板になっているタイプ)で、いわゆるよく見るタイプの普通のエレキギターです。
代表的なギターは以下の3種類があります。
- ストラトキャスター
- テレキャスター
- レスポール
ストラトキャスター
【出展:Fender】(https://www.fender.com/ja-JP/start)
- 代表ブランド:Fender(フェンダー)、Squier(スクワイヤー)
- 適しているジャンル:ポップス、ロック、ファンク、ブルース
- 音の特徴:明るくクリアでバランスのいい音
ストラトキャスターは明るくクリアな音で、全体的にバランスの良い万能タイプのギターです。
後に紹介するレスポールと比べると、音は少し細めですが、ここ最近のJロックやJポップにもよく使われており、細く繊細な音から、柔らかくて甘い音まで、ジャンルを選ばず色々な音楽に合うギターとなっています。
音を拾う「ピックアップ」というパーツには、「シングルコイル」と呼ばれるタイプのものが搭載されていることが多いです。
テレキャスター
【出展:Fender】(https://www.fender.com/ja-JP/start)
代表ブランド:Fender(フェンダー)、Squier(スクワイヤー)
適しているジャンル:ポップス、ロック、ブルース、カントリー
音の特徴:高音域が特徴的でパキッとした音
テレキャスターはクリアでパキッとした音や、金属的で「シャリシャリ」「キンキン」とした音が出るのが特徴です。
ストラトに比べるともっと音は細く、どのジャンルでも好まれるのですが、歪ませたときのジャカジャカ感は、テレキャスにしか出せない高音域で気持ちのいい音になります。
ピックアップは「シングルコイル」タイプのものが搭載されていますが、その構造はストラトのシングルコイルとはまた違うため、音の特徴も違うものとなっています。
レスポール
【出展:Gibson】(https://gibson.jp/)
代表ブランド:Gibson(ギブソン)、Epiphone(エピフォン)
適しているジャンル:ロック、ハードロック、メタル、ブルース
音の特徴:力強くて太く厚い音
レスポールは太くて厚みのあるサウンドで、パンクやハードロックなどによく合う、力強いサウンドを出すことが出来ます。
ギターソロを弾くときも、その太い音は重くて存在感があり、バンドサウンドに厚みを持たせることが出来ます。
ピックアップは「ハムバッカー」というタイプのものが搭載されており、シングルコイルに比べて、ノイズが出にくい傾向があります。
②ホロウボディ
ホロウボディタイプは、ボディの中が空洞になっており、構造としてはアコースティックギターと近しいものになります。
代表的なギターは以下の3種類があります。
- フルホロウ(フルアコースティック)
- セミホロウ(セミアコースティック)
フルホロウボディ(フルアコ―スティック)
【出展:Gretsch】(https://www.gretschguitars.jp/)
- 代表ブランド:Gretsch(グレッチ)
- 適しているジャンル:ジャズ、ブルース
- 音の特徴:ふくよかで温かみのある音
フルホロウタイプのギターは、ボディの中が完全に空洞になっており、他のギターと比べると、サイズは大きめです。
アコースティックギター程ではありませんが、生音も結構大きな音が鳴り、音の特色としては、とてもふくよかで温かいサウンドで、特にクリーンな綺麗な音で奏でるジャズは絶品です。
ピックアップは「ハムバッカー」タイプのものが良く搭載されていますが、ボディが空洞であることから、ハウリング(マイクで話していると「キーン」という音が鳴るのと同じ現象)が起こりやすく、ハードロックのような激しい音楽にはあまり向かない傾向にあります。
セミホロウボディ(セミアコースティック)
【出展:Gretsch】(https://www.gretschguitars.jp/)
- 代表ブランド:Gretsch(グレッチ)、Gibson(ギブソン)
- 適しているジャンル:ジャズ、ブルース
- 音の特徴:ふくよかで温かみがあり、ロックにも映える音
セミホロウタイプのギターは、ボディの半分ほどが空洞になっており、フルホロウよりはボディサイズも薄くなっています。
音の特色はフルホロウと同じく、ふくよかで温かいサウンドになっていますが、ボディの空洞部分がフルホロウよりも少ないため、ハウリングはフルホロウよりもしにくくなっています。
ピックアップは「ハムバッカー」タイプのものが主流ですが、フルホロウよりはハウリング対策がされているため、多少激しめの音楽にも使用することが出来ます。
ギターの選び方
基本的な5つのタイプのギターを紹介させていただきましたが、結局ギターってどれがいいの?と思いますよね。
ギター選びのポイントは、ずばり第一に「自分が格好いいと思ったものを買う」です。
特に、初めてのギターであるなら、僕個人の意見としては絶対好きなものを買った方が良いと思っています!
だって人がおすすめするものより、自分がピンときたものを使う方がモチベーションも上がりますし、やってて楽しいですからね。
とは言え、最初に1本で失敗したくない、という思いもきっとあるかと思いますので、以下も参考にしてみてください。
予算と品質について
いくらくらいのギターを買えばよいのか、というところで結構悩ましいところですが、
目安は3万円前後~5万円程度の価格帯が良いと思います。
初心者セットで1~2万円しないくらいのギターもあるのですが、作りが荒く、弾きにくかったり、すぐに不調が出てしまったりと、あまりおすすめは出来ません。
新品?中古?どちらが良いか
結論、どちらでも構いません。
3万円前後~5万円の価格帯であれば、中古の方が良いものが手に入ることも多いです。
しかしギターに限らずですが、中古だと初期不良などの心配もありますので、購入の際は信頼できる楽器店で買うか、中古もあまり分からないなということであれば、新品で買う方が無難かと思います。
初心者におすすめのギターとブランド
それでは、初心者におすすめのギターとブランドを紹介したいと思います。
個人的に、最初の1本に一番おすすめなのは、「ストラトキャスター」タイプのギターです。
一番おすすめはストラトキャスター
ストラトは万能で幅広いジャンルで馴染みますので、これ1本あれば安心感が違います。
ブランドは「Squier(スクワイヤー)」や「Ibanez(アイバニーズ)」、「Yamaha(ヤマハ)」などがおすすめです。
もし予算に余裕がある場合は、ストラトの本家である「Fender(フェンダー)」もご検討ください!
ストラト以外でお探しの場合
ストラトよりテレキャスターがいい、レスポールがいい、ということであれば、以下のブランドもおすすめです!
テレキャスタータイプであれば、やはり「Squier(スクワイヤー)」がおすすめです。
ちなみにSquierは、ストラト本家のFenderの兄弟ブランドであり、そういった意味でも価格の割に品質は高い傾向にあります。
レスポールタイプであれば、「Epiphone(エピフォン)」がおすすめですが、少し価格が上がりますので、予算とは要相談となります。
形はストラトが好きだけど、音は太くしてロックをやりたい、ということであれば、こちらの「Yamaha(ヤマハ)」のギターも良いかと思います。
形はストラトですが、ピックアップがレスポールに良く搭載される、「ハムバッカー」タイプのものが搭載されていて、見た目に反して太い音が出せます。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
ギター選びは音楽の旅の第一歩です。自分のスタイルや好みに合ったギターを手に入れ、素敵な音楽ライフを楽しんでくださいね。
そしてこの記事が、あなたにぴったりのエレキギターを見つける参考になったなら幸いです。
それでは良い音楽ライフをお送りください!