皆さんは何か趣味はありますか。
私はギターを弾くのが好きでもう10年以上続けています。
バンドを組んでみたり、一人でギターを弾きながら歌ってみたりと、色々活動しているとライブハウスに出演する機会も増えますが、
最近は純粋に楽しいからライブをするのではなく、義務感でライブに出ていると感じることも多くなりました。
- 誰かに演奏の評価を貰えるのが嬉しかった
- 期待していると言ってもらえるのが嬉しかった
- この人にギターを弾いてもらえるなら安心だと信頼されていた
最初はコミュニティーに入ることで、上記のようにモチベーションも高く楽しんでいたものの、次第にそれが足枷となって、誰かの都合で趣味をしている状況ができ、辛くなってしまいました。
加えて10年もやっていれば自分の考えも変わって、他にやりたいこと、やらなければいけないことも増えますので、時間と体力が全然足りません。
この記事では、純粋に趣味を楽しめなくなってしまった時や、他のやりたいことに時間を割きたいのに他人に縛られてしまっている時、
考え行動したい3つのことについて、樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」を参考に、紹介していきたいと思います。
私の主観もありますが、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
義務感で嫌になったら考える3つのこと
趣味をするためには、時間もお金も少なからず必要になります。
誰かの都合で趣味をするのが辛くなってしまったら、今のあなたの状況によって、以下の3つのことを考えてみましょう。
- 断る
- 休む
- 辞める
順番に見てみましょう。
①断る
私のように、今コミュニティーに所属していて、それが辛くなる原因であるのならば、まずは断ることを考えましょう。
他にもやりたいことがあるのに、仕事に集中したいのになど、断ることが出来ない人は、今本当にやりたいことに時間とエネルギーを割けなくなってしまいます。
とは言え、「断る」ってすごく力が要りますよね。私も断るのが苦手ですので、このような状況になってしまっています。
そんな人のために紹介したいのは、断るための4つのコツです。
1.優先順位を決めておく
あらかじめ自分の中で大切なことの優先順位を付けておきます。
例えば「家族」が大切であれば、「休日は家族との時間を優先する」というようにルールづけておくのです。
そうすると、休日に誘われごとをしても、「休日は家族と過ごしたいので」と理由を付けることが出来ます。
自分のルールや目標をあらかじめ決めておき、それに沿わなければ断ると決めておくだけで、かなり気持ちが楽です。
2.迷わず断る
断る際は、「迷わず断る」ことが重要です。
急な申し出に、「えっと、そうですね…」と迷うそぶりを見せてしまうと、そこに付け入られてしまいます。
一つ目に書いた通り、「優先順位」を決めておくことで、迷うことが少なくなり、自分の意思の固さを見せることが出来ますので、相手にも誠実に断れるでしょう。
3.ケースバイケースで判断しない
この人に言われたら断れない、というようなこともありますよね。
しかし大事なのは「優先順位」に沿っているのかという点です。
「Aさんの頼みは聞くのに、自分の頼みは聞いてくれないの?」と要らぬトラブルを生むこともありますので、公平に考えましょう。
4.断りの公式を使う
どうしても断りづらいことや、角が立ちそうで断るのが怖い、という時には、断りの公式を使ってみましょう。
断りの公式とは、「謝罪(感謝)+理由+断り+代替案」です。
例えば、時間に余裕がないときにライブに誘われた時に、
「すみません(謝罪)、声をかけていただいてありがとうございます(感謝)。
しばらく仕事や勉強に忙しくそちらに集中したいため(理由)、今回はご遠慮させていただけたらと思います(断り)。
2か月後であれば少し落ち着きますので、そのあたりはどうでしょうか(代替案)。」
先に謝罪と感謝を述べて、最後に断りを入れることで、柔らかく断ることが出来ます。
場合によっては代替案も入れられると更にいいでしょう。
基本的に趣味であれば、気心知れた仲かと思いますので、思い切って理由を話して断ることで、自分のペースで楽しく続けられると思います。
あくまでも誠実に断るようにしましょうね。
②休む
休むと言うとかなりざっくりしていますが、ここでは睡眠にフォーカスしてみます。
6時間睡眠を14日間続けると、2日間完全に徹夜したときと同程度に集中力が低下すると、ペンシルベニア大学の研究で明らかになっています。
また別の研究では、6時間以上の睡眠をとらないと、勉強した内容が記憶として定着しづらいことが明らかにされています。
あなたが趣味を現状のまま頑張りたい、という考えているのならば、最低でも7時間以上の睡眠をとりましょう。
義務感を持ちながらも続けることは大変ですが、自分のレベルアップという面では、とても大きな効果があります。
しっかりと睡眠をとり、体力的にも精神的にも自分を休める時間を確保することで、効率的に作業ができると良いですね。
③辞める
一緒に趣味をする仲間たちに「断る」ということが必要となりますが、思いを伝えて辞めてしまいましょう。
楽しくないことを無理に続ける必要はありません。もちろん未練があれば完全に辞めてしまう必要もありません。
人間は楽しいと、脳内物質である「ドーパミン」が出ます。ドーパミンには集中力やモチベーション、学習能力を高める効果があります。
逆に嫌々やると、ストレスホルモンである「コルチゾール」が出ます。コルチゾールには嫌な記憶を忘れさせる、つまり記憶力を低下させる効果があります。
ギターを弾く私にとっては、コルチゾールが出ていると、課題曲が覚えづらいというデメリットがあり、覚えられないことでさらにストレスを感じ、完全に悪循環です。
心を豊かにするのが趣味です。上手に付き合って長く楽しみたいですね。
終わりに
アウトプット大全は、それこそアウトプットをするためのノウハウが書かれているのですが、こんな感じに全然違うことにも当てはめて考えを広げることが出来ます。
これもある意味アウトプットですかね。
実は来週、ギターの弾き語りのライブが決まっているのですが、
最近毎日仕事が忙しかったり、仕事が終わった後は練習が忙しかったり、中々他のやりたいことに時間が割けませんでした。
何だか趣味も義務感でやっているなと思った時に、何となく読み返していたアウトプット大全に、断るコツが書かれていたので、とても参考になり良かったです。
一応言っておきますと、まだまだギターを辞める気はないです。
少し義務感を感じていますが、それも含めて繋がっていたい仲間も多いですし、ライブ中は本当に楽しいんですよ。
ただ、じぶんの心身を守るためにも覚えておいて損はないかと思いますので、皆さんも苦しくなった時の参考にしていただけたら幸いです。
最後までありがとうございました。
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