エレアコとは、エレクトリックアコースティックギターのことで、アコースティックギターをより大きな音を出せるように、ピックアップを搭載し、アンプに繋げるようにしたものを言います。
用途としては主にライブ会場で、ギターを弾きながら歌を歌いたい人や、バンドでアコギを弾きたい人などに選ばれますが、その種類も多く、どのメーカーのギターを購入しようか悩んでしまいますよね。
この記事では、初めてエレアコを買いたいという方、またはタカミネのエレアコって実際どうなの?と思っている方に向けて、
執筆現在で7年間タカミネのエレアコを愛用している私が、使用しているWorld Standard SeriesのEF360GFを中心にタカミネが良いと思う理由を5つ紹介したいと思います。
ぜひエレアコ選びの参考にしていただけたら幸いです。
自己紹介
私は普段バンドでギターを弾いたり、ソロ活動としてギターの弾き語りをしたりしています。
タカミネのエレアコと出会ったのは、2014年2月、弾き語りを始めてまだ間もない頃でした。
当時はエレキギターをずっと弾いていたため、初めてのエレアコ選びで楽器屋さんで色々と弾き比べをさせていただき、確か4本目でしたでしょうか。
上の写真のタカミネのEF360GFを弾いた瞬間、あ、これだ、と思い即決で購入したのを覚えています。
それから7年、他のアコギは購入せずにタカミネ1本で活動をしています。
おすすめポイント
では早速ですが、そんなタカミネのおすすめポイントを5つ紹介していきたいと思います。
①生音が良い
エレアコは通常、アンプやミキサーなどに繋いで使用しますが、私の使用しているこちらのギターは、生音もしっかりと鳴り、さらに癖のないクリアで気持ちのいい音が出ます。
温かみや枯れた感じの音が出ると言うよりは、パキッとしたような張りがあり、バランスのいい音という印象です。
しかし何年も使用していくうちに、音にそういった柔らかい雰囲気も出てきて、自分と一緒に育っているのがとても良いなと思っています。
もちろんライブで使用する時はアンプやミキサーに繋ぎますが、生音と遜色ない音が出るので、普段の生音での練習時とギャップが少なくて安定しています。
また、個人的な体験として、音がパリッとしているのでバンドサウンドに埋もれにくく感じます。
引用元:https://www.takamineguitars.co.jp/products/ea500/dmp552c-dbs.html
EF360GFのドレッドノートとは別の、シングルカッタウェイタイプのエレアコは、生音の鳴りが若干抑えられますが、音の質は同じようにパリッとした様子で、ハイポジションも弾けるようになるため、
アコギでソロパートを弾きたい方におすすめです。
②ネックが握りやすい
タカミネのエレアコのネックは、通常のギターと違い、左右非対称になっていて、これがタカミネを選ぶと良い最大の理由です。
引用元:https://www.takamineguitars.co.jp/aboutus/feature/neck-grip.html
ネックの山の頂上が高音弦側に寄っていることで、演奏しやすい形となっていて、
実際に他のギターと比べてみると握り心地がかなり良く、手に馴染む印象ですので、コードが押さえやすく、コードチェンジもスムーズに出来ます。
アコギはエレキギターと比べると、弦が重く硬いため、コードを抑えるだけでも少し力を入れないと奇麗な音が鳴りません。
ですので、握りやすいというのはとても大きなメリットであり、プレイ中のストレスや疲労が軽減されますので、本当におすすめです。
基本どのエレアコもネックはこの仕様となっているようですので、1度試弾されてみたら弾きやすさに感動するのではないかと思います。
③ハウリングがしにくい
引用元:https://www.takamineguitars.co.jp/aboutus/feature/pickup.html
タカミネのエレアコ用ピックアップは、「パラスティック・ピックアップ」という独自のピックアップを開発し搭載しています。
エレアコはアコギ同様に、ボディが空洞となっているため、ハウリングがしやすい構造となっています。
しかしこのピックアップはハウリングに耐性を持っており、他のエレアコと比べてもバンドでの演奏に使用しやすく、とても重宝しています。
体感的にあまりハウリングに困ったことはありませんが、立ち位置やバンド内の音圧によっては多少することもありますので、やはりサウンドホールは一つあると安心かもしれません。
※一人で弾き語りでする場合はハウリングしたことはありませんので、不要かと思います
④内蔵プリアンプが便利かつ交換可能
タカミネのエレアコには3種類のプリアンプがあり、標準的なギターだとチューナーとLOW・MID・HIGHの3バンドのイコライザーがついた、CT-4BII(PTU)というプリアンプが搭載されています。
正直なところ、ギターを弾きたいと思ったときに、すぐチューニングが出来るだけでとても便利ですし、シンプルな3バンドイコライザーでも、歯切れのいい音から柔らかい音まで幅広く音作りが出来ますので、普通に使う分には申し分ないかと思います。
他のプリアンプは試したことがないため、深くコメントできませんが、
さらに上位のプリアンプとして、より詳細にイコライジングができるタイプの、CT4-DX(DMP)や、真空管を搭載したことで豊かな音が出せる、CTP-3(TDP)の計3種類となります。
ピックを使う場合と指弾きをする場合で、手元で簡単にイコライジングし、ニュアンスを変えられるのも魅力的ですし、真空管はとても気になりますね。
機会があれば交換して弾いてみたいなと思います。
⑤国産でありながら比較的安価
タカミネのエレアコの価格帯は、安いものであれば5万円未満の物もありますし、もちろん30万円を超えるものもありますが、基本的に10万円~20万円で購入可能です。
私が持っている「World Standard SeriesのEF360GF」は、定価で14万円ですが、実際には10数万円程で購入しました。
10万円という金額も決して安くはないのですが、ギターとしてはこの価格でここまで色々使えますので、コスパは最高に良いです。
もっといいものをと思うと際限はありませんが、価格を抑えつつもいいものを使いたいということであれば、十分に力を発揮してくれます。
まとめ
まとめますと、
①クリアな音で生音もアンプ接続も両方OK
②ネックが握りやすく演奏しやすい
③バンド演奏でもハウリングしにくい
④内蔵プリアンプのチューナーとイコライザーが便利
⑤価格が手頃
このようになっています。
実際私も長期に渡って使用していますし、癖のない音は大抵の音楽に合いますので、買って特しかなかったと感じています。
もちろん音の好みや弾き心地には個人差がありますので、一概にこれがあれば間違いないしとは言えませんが、最初の1本として汎用性が高くおすすめです。
以上、あなたのお気に入りの1本を探す参考になりましたら幸いです。
最後までありがとうございました。